尾州の再生ウールから奈良の靴下まで。イデー「IDÉE JAPONICA-日本の布-」シリーズが登場

株式会社良品計画が展開するIDÉE(イデー)から、日本各地の繊維産地に受け継がれてきた技術や文化に光を当てた「IDÉE JAPONICA-日本の布-」シリーズが発売されます。10月16日(金)から、イデーショップ全店とイデーショップ オンラインで順次販売されます。発売日、販売店舗、商品仕様、価格は変更になる場合があります。

須藤玲子氏が産地を訪ねて出会った布
このシリーズは、テキスタイルデザイナーの須藤玲子氏が全国の産地を巡るなかで出会った布を出発点にしたプロジェクトです。布そのものに加えて、その背景にある人々の営みやものづくりの技術にも焦点を当てています。布ができあがるまでの工程だけでなく、土地の歴史や文化、生産者との交流を通して見えてきた物語を、商品として届けます。
日本の繊維産業は、長い歴史のなかで地域ごとに独自の技術を育て、多様な布文化をつくってきました。その一方で、担い手不足や生産量の減少など多くの課題を抱えています。シリーズでは、各地で継承されてきた技術の魅力を日常の暮らしのなかで感じられる商品として提案し、日本のものづくりを未来へつなぐきっかけをつくることを目指しています。

日本各地の技術と風土が宿る5つの布
愛知県|再生ウール
尾州産地に受け継がれる「反毛(はんもう)」の技術から生まれた素材です。役目を終えた衣類や、生産工程で出た裁断くずを原料として再利用します。形の定まらない繊維を丁寧にほぐして糸へ再生することで、新たな価値を持つ布に生まれ変わります。異なる色や素材の繊維を混ぜ合わせて生まれる豊かな色合いと奥行きのある表情は、再生素材ならではの魅力です。資源を循環させる知恵と長年の技術が融合したこの布は、ポーチ、クッションカバー、シートクッション、ブランケットに使われています。
岩手県|ツィード生地
国内外のファッションブランドに高品質な生地を供給してきた、岩手県の織物技術を活かした布です。経糸と緯糸の両方に、太さや撚り、毛羽、節、ループ、光沢などに意図的な変化を付けた装飾性のある糸「意匠糸」を使用しています。異なる素材や色、太さの糸が織りなす奥行きのある表情が特徴で、長年培われた職人の高い技術によって、一枚の布のなかに繊細な柄や豊かな表現を実現しています。対象商品は巾着バッグです。
奈良県|横編みニットと奈良県ニット
カーディガンジャケットとプルオーバーは、高度な編み技術を持つ奈良県のニットメーカーと協働し、ウールの温かさと快適な着心地を追求した横編みニットです。ふっくらとしたボリューム感と優れた保温性が特長で、素材の特性を生かしながら職人の技術で丁寧に仕立てることで、軽やかでありながら保温性の高いニットに仕上げています。
靴下とアームウォーマーには、日本有数の靴下産地である奈良県で培われた編み技術が活かされています。奈良県では100年以上にわたって靴下づくりが発展し、現在も国内有数の生産量を誇ります。採用した生地は、長年培われた編み機の技術と職人の経験から生まれる独特の柄や伸縮性が特長です。アームウォーマーは奈良県で編んだ生地を使って仕立てています。香川県は国内シェア約90%を誇る日本最大の手袋産地で、オーダーメイド手袋の製作も手掛ける高い技術力と職人の手仕事を、日常に寄り添うアイテムへと落とし込みました。
静岡県|コール天(コーデュロイ)
コール天(コーデュロイ)は、生地表面のパイルを切り開くことで特徴的な畝(うね)を生み出す織物で、高度な加工技術が求められます。柔らかな肌触りと温かみのある表情は、古くから多くの人に親しまれてきました。長年受け継がれてきた技術による豊かな風合いを、トートバッグ、ミニバッグ、クッションカバーとして現代の暮らしに取り入れやすい形で提案しています。

無印良品でPOP UPを開催
シリーズは、日本各地の産地に根付く技術や文化を伝える取り組みとして位置づけられています。布に宿る歴史や風土、生産者の思いを知ることで、日々使うものへの愛着や新たな発見につなげることを目指しています。あわせて、以下の日程でPOP UPが開催されます。
- 無印良品 銀座:12/9(水)~12/22(火)
- 無印良品 グランフロント大阪:12/5(土)~12/28(月)
- 無印良品 イオンモール橿原:12/5(土)~12/28(月)
良品計画は今後も、各地のものづくりに学びながら地域の文化や技術の価値を再発見し、暮らしのなかへ届ける活動を続けていくとしています。
出典:株式会社良品計画








