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サーキュラー・低炭素建材1万点超の環境性能情報を初公開 「CLCSプロジェクト」がJAPANTEX2026に出展

サーキュラー・低炭素建材1万点超の環境性能情報を初公開 「CLCSプロジェクト」がJAPANTEX2026に出展

建材選定プラットフォーム「Material Bank® Japan(MBJ)」を運営するDesignFuture Japan株式会社(本社:東京都渋谷区、CEO:梶井丈史)は、2026年11月18日(水)から20日(金)まで東京ビッグサイトで開かれる「JAPANTEX2026」に出展します。出展名は「Material Caravan in JAPANTEX」です。テーマは、株式会社竹中工務店(本社:大阪府大阪市、社長:丁野成人)と共同で立ち上げた「サーキュラー・低炭素建材利活用システム 共創プロジェクト(CLCSプロジェクト)」です。

今回の出展は、CLCSプロジェクトで集めてきた建材の環境性能情報が10,000品目を突破し、MBJ上で一般公開されることを記念したものです。なお、Material Caravanは、MBJが主催する、空間デザインに関するトークセッションや建材展示を行うイベントです。

  • 会場:東京ビッグサイト 西4ホール ブース番号 JTW4-H08
  • 会期:2026年11月18日(水)-2026年11月20日(金)
  • 出展名:Material Caravan in JAPANTEX
過去のMaterial Caravanの様子
過去のMaterial Caravanの様子

設計者が環境配慮建材を「比べて選べる」仕組み

CLCSプロジェクトは2025年4月に、竹中工務店とMBJが共同で立ち上げました。背景には、環境配慮を求める社会的な要請の高まりや、2028年に施行が予定されている建築物LCA制度などがあります。サーキュラー・低炭素建材に関する建材メーカーや設計各社の取り組み事例を集めるとともに、今後の基準・ルールへの対応に向けた準備を業界横断で進めることを目的としています。現在は、ゼネコン、組織設計、空間デザイン企業16社に所属する有志約350名が参画しています。

プロジェクトの中核となる「CLCS(サーキュラー・低炭素建材利活用システム)」では、これまで一般に公開されていなかったサーキュラー性やアップフロントカーボンを含む環境性能情報を建材メーカー各社から集め、MBJ上に掲載しています。設計者がこうした環境配慮建材を検索し、施主やディベロッパーへ提案できる環境を整えるためのシステムです。11/18(水)以降は、MBJにユーザー登録した設計者であれば、どなたでも無料で利用できます。本システムには90社以上の建材メーカーが賛同し、情報を提供しています。

建設分野が抱える課題

建設分野では、脱炭素と資源循環の両立が近々の大きな課題となっています。発表元は、主に次のような点を挙げています。

  • 建材のCO2:建物の運用時の省エネが進んだことで、建材の製造から解体までに排出されるCO2(エンボディドカーボン)の削減が次の課題に。2028年度を目途に、大規模建築物でライフサイクルカーボンの算定を求める方向で検討が進んでいる
  • 建設廃棄物:全産業廃棄物の最終処分量の約2割を占めており、解体時の分別や、建材として再び使う水平リサイクルの仕組みづくりが必要
  • 情報の分散:サーキュラー建材や低炭素建材の環境性能情報はメーカーごとに形式が異なり、設計者が初期段階で比較しにくい
  • 基準・ルールへの対応:2028年に本格化する建築物LCA制度をはじめ、今後の基準やルールに対応するための実務的な知見や手法の整備が必要
CLCSデモ画面(PC/Smartphone)
CLCSデモ画面(PC/Smartphone)

ブースで体験できる3つの内容

通常はプロ限定のMBJ画面を特別公開

ブースでは、通常はプロのデザイナー限定となっているMBJの画面を特別に公開し、1万点以上の建材環境性能情報(定量データ)を検索・比較する流れを実演体験できます。あわせて、CLCSに実際に情報提供している建材メーカー20社が展示パビリオンにブースを出し、サーキュラー・低炭素建材の実物を展示します。

省庁・ゼネコン・設計事務所が登壇する全19本の講演

3日間で全19本の講演プログラムが組まれ、省庁、ゼネコン、設計事務所の有識者・実務者が、デザインと環境配慮を両立する手法や、建築の脱炭素化、循環性の未来などについて語ります。各講演は無料で、当日どなたでも聴講できます。着席を希望する場合は事前申し込みで座席を確保でき、申し込みがない場合は、席に空きがなければ立ち見での案内となります。各回は完全入れ替え制です。プログラムの一部は次のとおりです。

  • 11月18日(水)10:00~11:00:竹中工務店 海野玄陽氏、Material Bank Japan 武藤孝之氏「建材10,000品目の環境性能情報、ついに一般公開!サーキュラー・低炭素を業界横断で推進する『CLCSプロジェクト』」
  • 11月18日(水)12:45~13:30:鹿島建設 田覚治氏、高橋朋之氏「建築を『長く使う』サーキュラーデザイン実践 ~改修・転用・増減築から考える、これからの設計~」
  • 11月19日(木)10:00~10:45:大成建設 敦賀谷俊氏「日本初のゼロカーボンビル『大成建設グループ次世代技術研究所/幸手管理研究棟』」
  • 11月19日(木)11:15~12:00:国土交通省 住宅局 山尾耕平氏「建築物の脱炭素化に向けた政策の動向」
  • 11月20日(金)10:00~10:45:大林組 小林利道氏「サーキュラーコンストラクションを目指して ~大林組技術研究所オープンラボ3の挑戦~」
  • 11月20日(金)12:10~13:00:竹中工務店、大成建設、大林組、鹿島建設、Material Bank Japanの登壇者による「環境性能情報は『設計の要件』へ ~LCA時代の建材選びと設計実務~」[JAPANTEX公式セミナー]
  • 11月20日(金)15:45~16:30:we+(ウィープラス)林登志也氏、安藤北斗氏「Beyond the Materials」

このほか、乃村工藝社、竹中工務店、SuMPO、三井デザインテックと三井不動産、船場、丹青社、日建設計、スペース、三菱地所設計などの登壇者によるセッションも予定されています。登壇者・内容は変更になる場合があります。出展責任者であるMaterial Bank Japan 執行役員の武藤孝之氏は、サーキュラー・低炭素建材の実装には知識、コスト、施主の理解、標準化といった面で多くのハードルがあるとしたうえで、それらに様々な角度から取り組むトップランナー23名の登壇や、建材メーカー20社の出展を通じて、来場者の理解が一気に進むようコンテンツを揃えたとコメントしています。

過去のMaterial Caravanの様子
過去のMaterial Caravanの様子

2026年の歩みと、これから

2026年の主な活動として、建材10,000品目以上の環境性能情報の収集・MBJへの掲載に加え、約350名規模のドライラン(試行運用)を実施し、参加者アンケートの結果をMBJの項目やシステムに反映しました。Material Caravan Tokyo(4月)とOsaka(9月)の2回のイベントで業界関係者への認知を広げたほか、国土交通省、SuMPO、横浜市などへプロジェクトの概要と運用方法を説明しています。分科会では、素材戦略チームが建材メーカー計27社(進行中含む)へのヒアリングを行い、ヒアリング発表会には140名以上が参加。建築物の解体時に廃材を受け入れる中間処理場の視察も行いました。提案実装チームは、施主や設計者が建材の環境性能の条件を指定できる特記仕様書のドラフトを作成し、参加各社やディベロッパーのレビューを経て、自治体(公共建築部)へ情報提供しています。

今後は、情報を提供するメーカーの輪を広げながらCLCS対応建材の掲載を増やし、設計者がより多くの選択肢から建材を選べる環境を整えていく方針です。2027年以降も、建材メーカー、設計者、ゼネコン、行政などの参画を広げ、サーキュラー・低炭素建材の社会実装を進めるとしています。なお、Material Bankは15,000名以上のプロの建築士・インテリアデザイナーが登録・利用する建材検索・サンプル一括請求プラットフォームで、取り扱い建材は200メーカー、約70,000点。登録・利用はすべて無料です。

出典:DesignFuture Japan株式会社

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