卓上で素材づくりと板金加工を。オリジナルマインドの「CONERI」「GOIGOI2」が2026年度グッドデザイン賞を受賞


卓上工作機械の2製品が2026年度グッドデザイン賞に
長野県岡谷市に拠点を置く株式会社オリジナルマインドの卓上ペレタイザー「CONERI CN-3035A」と卓上手動式パンチプレス「GOIGOI2」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2026年度グッドデザイン賞」を受賞しました。
同社は、ものづくりに携わる技術者が、思い描いたアイデアを自分の手で気軽にカタチにできる環境を目指してきました。その考えのもと、コンパクトな卓上工作機械を開発・提供しています。今回の受賞を励みに、今後も技術者の創造力を支え、ものづくりのワクワクを広げる製品づくりに取り組んでいくとしています。
3つの工程をひとつの筐体にまとめた「CONERI CN-3035A」
「CONERI CN-3035A」は、プラスチック材料の少量試作を可能にする卓上型の樹脂ペレット製造装置です。これまで別々の装置で構成されていた混練・押出・造粒の三工程を単一の筐体に統合し、大幅なコンパクト化と高い操作性を実現しました。導入しやすい価格帯に設定されており、新材料開発や再生材評価など、幅広い材料研究の用途に対応します。
審査の評価コメントでは、三つの工程をL字型の構成に巧みにまとめ、開発部門やオフィスにも置けるコンパクトな姿に仕上げた点が挙げられました。前面では押し出された樹脂が目の前で細かくカットされ、飴をつくるような動きが見えることも、材料づくりへの好奇心を刺激すると述べられています。さらに、小型射出成形機と組み合わせることで素材そのものから気軽に試作できる環境を生み出しているとし、機械を単に小型化するのではなく、素材をつくり、試し、形にするプロセスそのものを身近にした点にデザインの価値があると評価されました。
缶切りのような感覚で板金を打ち抜く「GOIGOI2」
「GOIGOI2」は、材料をセットしてハンドルを下げるだけで、缶切りのような感覚で板金の打ち抜きや追い抜き加工ができる卓上手動式パンチプレスです。電源も、下穴をあける工程も必要なく、気軽に板金加工を始められます。企業の試作現場などで、技術者が思い立った瞬間にすぐ手を動かし、アイデアをカタチにできる製品です。
評価コメントでは、板金加工を思い立った瞬間にすぐ試せる環境へと引き寄せた道具であると紹介されています。懐の深いG型の構成に必要な機能を精緻にまとめ、丸と四角のダイを使い分けながら感覚的に加工できること、板金の折り曲げを中心としたシンプルな構成でありながら精緻さと美しい見栄えを両立していることにも言及がありました。完成度の高いデータをつくる前に、まず手を動かして形にするという過程を理解し、扱いやすさと手の届く価格へ落とし込んだことで、アイデアを手で確かめながら育てていく、ものづくり本来の楽しさを支えるデザインになっていると評されています。

受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」で両製品を展示
10月31日(土)から、東京ミッドタウンで「GOOD DESIGN EXHIBITION 2026」が開かれます。商品、建築、アプリケーション、プロジェクト、サービスなど多彩なジャンルから選ばれた、約1,500点の2026年度グッドデザイン賞全受賞作が集まる展示会です。「CONERI」と「GOIGOI2」も展示され、「CONERI」はパネル展示となります。
- 開催期間:2026年10月31日(土)~11月4日(水)
- 開場時間:11:00~19:00(最終日は18:00閉場)
- 会場:東京ミッドタウン内各所
- オリジナルマインド製品の展示場所:ミッドタウンタワー 4階 カンファレンス(CONERI、GOIGOI2ともに)
- 入場料:無料
受賞展の詳細は、グッドデザイン賞の公式サイトで確認できます。
グッドデザイン賞は、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する、優れたデザインに贈られる賞です。使いやすさや機能、暮らしや社会に役立つ工夫など、さまざまな視点からデザインが評価され、日用品や産業機器、建築、サービスなど幅広い分野が対象となっています。1957年に始まり、今年度で70回目を迎えました。受賞対象を示す「Gマーク」は家電や日用品などにも付けられ、製品やサービスを選ぶ際のひとつの目印として広く親しまれています。








