壁一面、照明ひとつから空間を変える。ヴィリオが部分改装の空間編集サービス「STOOP」を開始

福岡県北九州市小倉北区に本社を置く株式会社ヴィリオは、2026年9月から空間編集サービス「STOOP(ストゥープ)」を始めました。対象は店舗、クリニック、オフィスです。同社が手がけてきた空間デザインと施工技術を、全面改装ではなく部分改装というかたちで、より手軽に提供します。問い合わせはLINEで24時間受け付けています。

「全面改装するほどではない」悩みに応える
サービスを始めた背景には、改装費用の高騰があります。資材価格や人件費が上がり、建設工事費はこの10年で約3割上昇しました。国土交通省の「建設工事費デフレーター」では、2015年度を100としたとき、2025年は約131となっています。店舗やクリニック、オフィスを全面改装する費用は以前より高くなり、手を入れたくても踏み切れない事業者が全国的に増えています。
なかでも北九州市は、2024年の人口減少数が全国最多となりました(日本経済新聞 2025年8月報道)。北九州市では、新しく店を出すことよりも、今ある店舗・クリニック・オフィスの価値を高め、選ばれ続けることが経営の要になっています。一方で、長く営業するほど空間の印象や使い勝手は時代とずれていきます。日々のメンテナンスでは印象までは変えられず、大がかりな改装も現実的ではありません。STOOPは、「全面改装するほどではないけれど、このままでもいけない」と感じるオーナーの悩みに応えるために生まれたサービスです。
サービス名の「STOOP」は、建物の入口にある小さな階段や踊り場を指す言葉です。空間の質を次へつなぐ入口でありたいという思いが込められています。

STOOPの3つの特徴
小さな変化で効果を最大限に
オフィス、クリニック、飲食店、アパレル、美容室など幅広い業種での経験をもとに、空間の印象を左右するポイントを見極めます。壁一面や照明ひとつといったプチリニューアルでも、効果を最大化するデザインを提案します。
受賞歴に裏打ちされたデザインと施工
ヴィリオは15年以上にわたり、ミシュランガイド掲載店をはじめ多くの店舗を手がけてきました。イタリアの国際デザイン賞「A’ Design Award」ではシルバー賞・ブロンズ賞などを受賞しています。そのデザインと施工技術を、部分改装にも妥協なく注ぎます。
ワンストップ体制で速く、ぶれない
デザイン、設計、施工、アフターメンテナンスまでを自社で担うため、窓口はひとつです。意図が現場まで正確に伝わり、打ち合わせや工期のロスも最小限に抑えられます。補助金活用の相談にも、専門家と連携して対応します。

オフィス、クリニック、飲食店の事例
北九州市の岸川商事株式会社(KISHIKAWA LA pause)では、会議と休憩が同じ空間で行われ、集中と会話の境目が曖昧になっていました。フロア全体ではなく、使う場所に合わせた環境づくりが求められていたといいます。そこでグリーン系の床材とカラフルなインテリアで明るさとリズムを加え、窓からの採光も生かして、自然と滞在しやすい場所に編集しました。その結果、使い分けが分かりやすくなり、窓際には新たな居場所も生まれています。会議・休憩・一人作業など、目的に合わせて使える空間になりました。
福岡市ののぞみ乳腺クリニックでは、受付カウンターとサイン、照明を中心に再編集し、やわらかな素材と光で来院時の緊張をほどく待合空間に仕上げました。北九州市の飲食店「黒崎 田舎庵 日日屋」では、長く愛されてきた店の趣を残しながらファサードと照明を整え、新しい客も入りやすい表情にしています。

相談は写真1枚から
相談はLINEまたはメールで、写真1枚から受け付けています。どちらも24時間受付で、3営業日(土日祝・年末年始除く)以内に返信します。代表取締役の寺井智彦氏は、毎日そこにいる人だからこそ気づく小さな違和感があるものの、全面改装まで考えると一歩を踏み出しにくいと指摘し、STOOPはその一歩を軽くするためのサービスだと説明しています。照明ひとつ、カウンター一枚でも空間は大きく変わるとして、店舗づくりで培ったデザインと施工の力を北九州・福岡のより多くの事業者に届けていきたいとしています。
ヴィリオは2016年5月設立(創業2012年)。店舗設計・施工、住宅設計・施工、マンションリノベーション、そしてSTOOPの運営を手がけています。受賞歴には、A’ Design Award 2026 ブロンズ賞・2025 シルバー賞、サンゲツ「コーディネートコンテスト2025」リフォーム賞などがあります。
出典:株式会社ヴィリオ








