昔の「道中枕」「旅枕」から現代の携帯枕へ 富士ベッド工業がひもとく旅と眠りの工夫

旅先でも心地よく眠りたいという思いから生まれた工夫は、現代に限ったものではありません。寝具・寝装品、なかでも枕の企画・開発・製造・販売を手がける富士ベッド工業株式会社は、同社の「枕博物館」の所蔵品を含む昔の旅の枕と、自社で手がける枕を通じて、昔と今の旅と眠りの工夫を紹介しています。

昔の旅を支えた「道中枕」と「旅枕」
富士ベッド工業の「枕博物館」には、昔の旅と眠りの工夫を伝える枕が所蔵されています。そのひとつが、旅の道具として使われた「道中枕」です。道中枕には、枕として使うだけでなく、行燈などの道具を備えたものもあります。今回紹介された所蔵品も、旅先での休息や当時の旅の暮らしを想像させる一品です。旅に必要なものを工夫して持ち運び、限られた場所で休む。そのつくりからは、昔の人が旅先で過ごす時間を大切にしていたことがうかがえます。
旅に持っていく枕には、もうひとつの工夫がありました。木を組み合わせ、折りたたんでコンパクトに持ち運べるようにした「旅枕」です。行燈などの道具を備えた道中枕に対し、こちらは持ち運びやすさに工夫を凝らした形をしています。2つの枕からは、旅先で使う枕にもさまざまな発想があったことがうかがえます。

髪型を崩さないための箱枕を復刻した「江戸まくら」
旅枕とは異なる目的で生まれたのが、富士ベッド工業が復刻した「江戸まくら」です。江戸時代に使われていた箱枕を現代に伝える商品で、当時は結髪や髷(まげ)の風習があったため、眠るときにもできるだけ髪型を崩さない工夫が求められていました。江戸まくらの形状や高さには、そうした時代背景が反映されています。
箱部分には、日本の伝統木工法である継ぎ手(木組み)を採用しています。静岡県の木工職人が一つひとつ丁寧に仕上げる、Made in Japanの一品です。枕として使うだけでなく、日本の伝統美を感じられるインテリアオブジェとしても楽しめます。当時の暮らしに合わせた工夫と、次の世代にも伝えたい日本の枕文化が息づいています。

いつもの横向き寝を旅先へ持ち出す「YOKONEGU ポータブル」
現代の旅に向けて同社が開発したのが「YOKONEGU ポータブル」です。いつもの横向き寝を旅先にも持ち運べるようにした携帯枕です。
コンパクトに収納して持ち運べるうえ、移動中は上下に分割してネックピローや腰当てとして活用できます。就寝時には組み合わせて、横向き寝用の枕として使用できます。旅の道具にさまざまな役割を持たせた昔の工夫と、ひとつの枕をシーンに合わせて使い分ける現代の発想。同社は、時代は違っても、限られた旅の空間を快適に過ごすための工夫には共通するものがあるとしています。
富士ベッド工業は、枕づくりを通じて培ってきた知識と技術を生かし、枕博物館に所蔵する貴重な枕や日本の枕文化を次の世代へ伝えていく考えです。旅と眠りの歴史を知ることが、これからの枕の可能性を考えるきっかけになればとしています。
あわせて同社は、今回の発表を読んだ人へのプチプレゼントとして、2026年11月5日23:59まで使える「YOKONEGU ポータブル」の限定10%OFFクーポンを用意しています。商品の詳細は、公式ショップや楽天ショップで確認できます。
出典:富士ベッド工業株式会社








