本文へスキップ

キーワードで検索

道具

電子部品の「生産終了」で28.3%が困った経験あり 84.8%が後継品・代替品の情報を「重要」と回答

電子部品の「生産終了」で28.3%が困った経験あり 84.8%が後継品・代替品の情報を「重要」と回答

スマートフォンや家電から産業機器まで、身の回りの多くの製品や機器は電子部品で動いています。ところが、使っている部品が突然「生産終了」となり、修理や部品の調達が難しくなることもあります。場合によっては、製品の買い替えや設計の見直しが必要になることもあります。株式会社NEXER Groupと、電気・電子部品・工具・はんだ関連製品の卸・通販を手がける株式会社BuhinDanaは、この問題について共同でアンケートを行いました。

対象は、事前調査で「電子部品を使用した製品・機器を扱ったことがある」と答えた全国の男女で、有効回答は138サンプルです。調査はインターネットで行い、期間は2026年10月12日~10月19日でした。

電子部品の「生産終了」で28.3%が困った経験あり 84.8%が後継品・代替品の情報を「重要」と回答

生産終了・販売終了で「困った経験あり」は28.3%

使っていた電子部品が生産終了・販売終了になって困った経験があるかを尋ねました。「ある」が10.9%、「少しある」が17.4%で、合わせて28.3%が困った経験を持っていました。「ない」は57.2%、「あまりない」は14.5%で、半数以上は「ない」と答えています。それでも、3割近くが何らかの不便を経験していることになります。

具体的なエピソードとしては、次のような声が寄せられました。

  • その製品に合う部品が無く、新しいのが買えなくなった。(40代・男性)
  • 代替部品が民生品しかなく、温度保証が車載スペックを満たさなかった。(50代・男性)
  • 代替品の正常動作確認が、製品製造に影響しないよう短期で終わらせる必要があること。(60代・男性)

回答からは、生産終了の影響が、部品の入手が難しくなることから、代替品の性能確認に時間や手間がかかることまで、多岐にわたることがうかがえます。代わりの部品が見つかっても、求められる性能や品質基準を満たしているかを確かめる必要があるケースもあるようです。

対応の最多は「製品自体の買い替えを検討した」

困った経験があると答えた人に、生産終了を知ったときの対応を複数選択で尋ねました。最も多かったのは「製品自体の買い替えを検討した」で41.0%でした。続いて「メーカーに確認した」が25.6%、「代替品を探した」が23.1%です。メーカーへの問い合わせや代替品探しで使い続けようとする人もいますが、最も多かったのは買い替えを検討する人でした。

電子部品の「生産終了」で28.3%が困った経験あり 84.8%が後継品・代替品の情報を「重要」と回答

事前の情報提供は71.0%が「役立つ」

生産終了の前にメーカーや販売店からその情報を得られたら役立つと思うかを尋ねました。「とても役立つ」が27.5%、「やや役立つ」が43.5%で、合わせて71.0%が「役立つ」と回答しています。「あまり役立たない」は21.7%、「まったく役立たない」は7.2%でした。

「役立つ」と答えた人の理由には、「部品を交換して長く使うことがあるし、互換品があるなら教えて欲しいから。」(40代・男性)、「機器を保有できる期間の目安になる。」(40代・男性)、「買い替えや修理のタイミングを検討できる。」(60代・女性)などがありました。一方、「役立たない」と答えた人からは、「そうなった時は他メーカーの物に買いかえるので。」(30代・男性)、「新しく買い替えた方が早そうだから。」(50代・女性)、「代用すればよい。」(30代・女性)といった声が挙がっています。

電子部品の「生産終了」で28.3%が困った経験あり 84.8%が後継品・代替品の情報を「重要」と回答

後継品・代替品の情報は84.8%が「重要」

電子部品を使い続けるうえで「生産終了・後継品・代替品」の情報は重要かという質問には、「とても重要」が39.9%、「やや重要」が44.9%でした。合わせて84.8%が重要だと考えています。「あまり重要ではない」は12.3%、「重要ではない」は2.9%でした。

「重要」とした理由には、次のようなものがありました。

  • 修理ができるか買い替えが必要なのかで変わるから。(30代・女性)
  • 先の見通しが立てられるから。(40代・男性)
  • 代替品があるかを事前に検討する必要があるから。(50代・女性)
  • 企業の信頼につながる。(40代・女性)

反対に、「他のメーカーがある。」(30代・女性)、「必要になった時点で調べれば対応できるから。」(30代・男性)といった声もありました。生産終了への備え方は、製品の使い方や買い替えに対する考え方によって異なるようです。

共同で調査を行った株式会社BuhinDanaは、「日本のモノづくりをもっと元気に!!」を理念に2018年に設立されました。所在地は東京都千代田区外神田3丁目14番10号で、電子・電気関連部品や各種工具の卸・通信販売を手がけています。電源、ノイズフィルタ、スイッチ、コネクタ、ケース、計測機器、ハンダ関連機器など、15万点以上の電子部品を取り扱っています。

出典:株式会社NEXER Group

コメントを書く

メールアドレスが公開されることはありません。 ※ が付いている欄は必須項目です