足元を支える格子の要「Tバー」が環境配慮ブランドに。日本金属、溶接製法で約1割軽量化したステンレス部材の販売を強化

排水側溝や通気ダクトの上にはめ込まれている格子状の金属蓋、グレーチング。その骨組みを担う部材「Tバー」について、日本金属株式会社(本社:東京都港区、取締役社長:下川康志)が新たな方針を打ち出しました。同社のステンレス製Tバーを、自社独自の環境配慮型製品ブランド「Fine Eco Metal(ファインエコメタル)®」に認定し、供給と販売を強化します。

T字型の断面が生む、軽さと強さ
Tバーは、主に排水側溝や通気ダクトの蓋(グレーチング、スクリーン)に使われる金属格子の主要部材です。断面がT字型になっているため、軽量でありながら効率よく排水でき、構造的な強度も確保できます。
日本金属は、溶接方式のTバーを国内で初めて開発したメーカーです。それから40年以上にわたり、建築物の内外の施設や食品工場などで足元を支える重要部材として、国内の主要メーカーから高い評価を得てきたとしています。今回、この製品を「ファインエコメタル®」に位置づけることで、顧客の環境負荷低減の取り組みへの貢献をさらに加速させる考えです。
建築の現場で高まる「部材の軽量化」ニーズ
脱炭素社会の実現に向けた動きが広がるなか、建築業界でも部材を軽くしたいという要望が急速に強まっています。その目的は、資源の節約や輸送効率の向上、さらに施工現場での運搬や設置にかかる負担の軽減です。
同社のTバーは、独自の溶接技術によって機能性と軽量化を高い水準で両立させてきました。2026年2月に商標登録した環境配慮型製品「エコプロダクト」シリーズのブランド『ファインエコメタル®』に加えることで、製品が持つ環境価値をはっきりと示し、持続可能な社会の実現に役立てることを目指しています。
日本金属のTバー、3つの特長
溶接製法による約1割の軽量化
ステンレス製Tバーの作り方には、引抜きやロールフォーミングなどいくつかの手法があります。そのなかで同社の溶接方式は、高機能と軽量化を高いレベルで両立できる製法です。一般的な引抜きTバーと比べ、人が踏む上面の幅を広く取りながら断面積を小さく抑えられるため、同一サイズ・同一隙間の条件で約1割の軽量化が可能です。材料の使用量を減らせるだけでなく、輸送時のCO2排出量の低減にもつながります。
滑り止めを兼ねた多彩な意匠
上面材には、顧客の要望に合わせてさまざまな独自意匠を施せます。この意匠が滑り止めとして働き、歩行者の安全を確保すると同時に、周囲の景観になじむデザイン性も備えています。
長年の改良に支えられた対応力と安定供給
グレーチングで一般的な標準サイズに加え、独自意匠を施した平鋼やグレーチング専用アングルもそろえています。40年以上にわたって改良を重ねてきたことで、高品質な製品を安定して供給できる体制を築いています。
- 標準サイズ:高さ15・20・25mm
- 関連ラインアップ:独自意匠を施した平鋼、グレーチング専用アングル
日本金属は今後も「ファインエコメタル®」ブランドの製品群を広げ、高機能な金属材料の提供を通じて、顧客のサプライチェーンにおける環境負荷低減と生産性向上に貢献していくとしています。同社は第11次経営計画「NIPPON KINZOKU 2030」で「人と地球にやさしい新たな価値を共創するMulti&Hybrid Material企業」をビジョンに掲げ、「Multi & Hybrid Material」「Near Net Shape」「Near Net Performance」の3つのキーワードを軸に、新技術・新製品を中心とした事業構造への転換を進めています。
出典:日本金属株式会社








