サビの上から塗れる水性下塗り「サビキラープロ ケレンパス」が国交省のNETISに登録


水性サビ転換塗料「ケレンパス」がNETISに登録
千葉市花見川区に本社を置く株式会社BAN-ZI(代表取締役:宮原万治)は、同社の水性サビ転換塗料「サビキラープロ ケレンパス」(以下、ケレンパス)が、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に登録されたと発表しました。
ケレンパスは、サビが発生した面に使う水性の防錆下塗り塗料です。サビ転換機能によって下地のケレン処理を減らし、作業効率の向上につなげます。環境や人体への影響にも配慮しており、サビの出た下地への塗装に適しています。NETISへの登録内容は次のとおりです。
- 技術名称:水性錆転換塗料「サビキラープロ ケレンパス」
- 登録番号:KK-260050-A
- 区分:材料
- 登録日:2026年10月5日

塗装現場が抱えていた3つの課題
サビの再発を防ぐにはケレン作業が欠かせません。しかし、高所などで作業スペースを確保できない場合や、部材の形状によって、十分なケレン作業を行うのが難しいケースがありました。
従来の油性塗料には、塗装面が湿っていると施工しにくいという課題もありました。朝露などの影響で施工が遅れることもあったといいます。
有機溶剤を使う場合は、シンナー臭が作業環境に影響を与えるうえ、引火による火災や爆発のリスクもあります。そのため、火気厳禁の現場では使用が難しいという課題もありました。

ケレンパスの主な特長
サビの奥まで浸透し、再発を長期的に抑制
ケレンパスは浸透性に優れており、サビ転換剤がサビの表面だけでなく奥深くまで届きます。赤サビを固定化して安定した物質(キレート鉄)に転換し、サビの再発を抑えます。サビに直接塗布できるため、工期短縮や作業の簡略化につながります。高所での作業や、部材の形状によって十分なケレン作業ができない場所の防錆に最適としています。ただし、浮きサビがある場合は除去が必要です。
水性ながら高い防錆・防食機能
サビ転換機能に加えて特殊顔料を配合しており、高い防錆・防食機能も備えています。水性のため溶剤臭や引火のリスクが低く、安心して使用できます。また、密着性に優れているため、上塗りに溶剤(油性塗料)を使っても縮みやブリードなどのトラブルが起きにくい設計です。上塗りは溶剤・水性のどちらにも対応し、亜鉛メッキへの塗装も可能です。
「オールアクア工法」の普及へ
同社は今後、ケレンパスを下塗りに使い、中塗り・上塗りにも防錆性・耐候性に優れた自社の水性塗料を用いる「オールアクア工法」の普及を進める方針です。「臭気が少ない」「引火リスクが低い」という水性塗料の特長を生かし、施工現場の作業負担の軽減と環境への配慮を両立する塗装仕様の提案に取り組むとしています。製品概要は次のとおりです。
- 製品名:サビキラープロケレンパス
- 規格:4kg・16kg
- 色相:シルバー・ガンメタ
- 標準塗布量:0.12~0.17kg/㎡
- 塗装方法:刷毛・ローラー・スプレー
- 希釈:水(清水・水道水)0~10%
- 塗装回数:1~2回
出典:株式会社BAN‐ZI








