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建築

1960年築の銀座ビルディングを、建て替えずに使い継ぐ店へ。「SHIRO 銀座本店」が11月6日オープン

1960年築の銀座ビルディングを、建て替えずに使い継ぐ店へ。「SHIRO 銀座本店」が11月6日オープン

コスメティックブランドのSHIROが、新しい旗艦店「SHIRO 銀座本店」を2026年11月6日(金)にオープンします。場所は東京都中央区銀座3-3-12にある1960年築の「銀座ビルディング」で、店舗はその1階と2階に入ります。テーマに掲げるのは、SHIROの視点による「日本の再編集」です。建物が積み重ねてきた記憶や人の仕事を引き継ぎながら、新たな店づくりを進めました。

〈EXCLUSIVE〉 SHIKI FRAGRANCE
〈EXCLUSIVE〉 SHIKI FRAGRANCE

「建て替えない」選択から始まった店づくり

銀座ビルディングには、以前ファッションブランド「45R」が店を構えていました。45Rと大工集団「三角屋」は、未来の解体時にも木材を傷つけずに再利用できる「木組み」の技を、このビルに遺していました。ビルの3代目オーナーは、先代が建てたこの場所で幼い頃に遊んだ記憶があるといいます。そのため耐震補強が必要になった際も、建て替えではなく、手を入れながら使い続ける道を選びました。

SHIROは1階と2階を借りるテナントという立場ですが、オーナーのこの考えに共鳴しました。「当時の面影を未来へつなぎたい」という思いから、新店の設計を担当したDRAWERSの小倉寛之さんとともに、建物の再生方法を探ってきたといいます。

外壁タイルは多治見の窯元と型からつくり直し

改修では、耐震補強を施したビルの古いコンクリートの柱や梁をそのまま活かしています。経年で欠けた外壁タイルは、多治見の窯元とともにゼロから型を起こして製作しました。外観をあえて新しくするのではなく、当時の職人技が見える姿を忠実に再現し、歴史の風合いを残しています。

店内では、SHIROが掲げる「捨てないお店づくり」を実践しています。45Rで使われていた木材や石材などの建材を託され、新たな形で再利用しました。1階は日本家屋の土間をイメージしたつくりです。かつての町家の土間が商いや交流の場だったように、道と店の境界をあえて曖昧にし、間口を大きくひらくことで、銀座の通りと店内を地続きにつないでいます。

設計を手がけた小倉さんは兵庫県小野市出身で、2011年にインテリアデザイン事務所DRAWERSを設立しました。廃材に新たな価値を生み出すプロダクトブランド「wa/ter」も運営しています。SHIROとの仕事では、「SHIRO 伊勢丹新宿店」などの店舗のほか、2024年4月にオープンした北海道長沼町の一棟貸し宿泊施設「MAISON SHIRO」、SHIROの東京オフィスの設計も担当しています。

SHIKI FRAGRANCE /  SAKURA
SHIKI FRAGRANCE /  SAKURA

2階の「ポプリブレンダーラボ」と銀座限定の香り

2階には「ポプリブレンダーラボ」が新設されます。ここには、生産者やきこりが野山で採取した季節の草木や木片が直接届きます。たとえば北海道の造林地から届くセイタカアワダチソウは、きこりが苗木を育てる過程で、夏の「下刈り」の際に刈り取られる草花です。このほか、各地の畑で育った植物や、本来なら捨てられてしまう花を活かしたロスフラワー®︎も素材として並びます。

体験ワークショップ「フレグランスポプリ」では、季節ごとに変わる素材を自由に組み合わせ、自分だけのポプリをつくれます。仕上げの香り付けには、銀座本店限定の「SHIKI FRAGRANCE」から好きなものを選びます。料金は3,960円(税込)で、体験と製品代が含まれています。ものづくり体験からお渡しまでの所要時間は30分程度です。

「SHIKI FRAGRANCE」(40mL、各5,060円・税込)は、日本の四季と銀座の街の歴史から着想した4種類の香りです。

  • 桜|SAKURA|春:桜のやわらかなフローラルに、銀座の柳のみずみずしい緑を重ねた香り
  • 竹|TAKE|夏:竹と、銀座のショーウィンドウガラスに共通する「引き算の美学」を表現した香り
  • 抹茶|MATCHA|秋:秋に熟成を迎える抹茶と、生まれ変わりを重ねてきた銀座の煉瓦街を重ねた香り
  • 灯|AKARI|冬:冬の夜を照らす灯と、銀座の風景をつくってきたガス灯を重ねた香り

古いポストを再利用した「SHARE POST」

店内には、手紙を投函できる「SHARE POST(シェアポスト)」も設けられています。限定フレグランスを購入した人や、ポプリブレンダーラボを体験した人には、はがきが1枚渡されます。店内に併設された手紙を書くための窓辺で綴り、その場で投函できます。使われるポストは、建物の改修前に見つかった、捨てられそうになっていた古いものです。かつてこのビルで使われていた道具を新しい店で再利用し、はがきは国内だけでなく海の向こうへも送られます。

営業時間は11:00から20:00までで、不定休です。取り扱い製品はスキンケア、フレグランス、メイクアップ、ホームです。

出典:SHIRO

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